建築の眼 JAZZの耳 ; tetsuyakimura_weblog

木村哲矢建築計画事務所 木村哲矢 が  見たこと 聴いたこと 感じたこと

背番号20番

朝のTVニュースで知りました
「星野仙一氏 死去」

呆然です

尾張に生まれ育った当時の私にとって野球はもちろん中日ドラゴンズ
その一戦一戦に一喜一憂した小学生時代、王・長嶋に対しマウンド上に立ちはだかる星野はみなの憧れでした
中日球場にも度々連れて行ってもらい、はるか外野からその背中を見つめて声をからしたものでした
テレビにかじりついて見た、胴上げ投手となったあのダブルヘッダー第二試合の興奮は忘れもしません
そして街中に流れていた「燃えよドラゴンズ」の歌、私の世代は今でも「一番高木が塁に出て~」とすらすら歌えるのではないでしょうか?
星野の現役引退記念試合はオープン戦、良い席を取ってもらって間近に見に行ったものです
僅か打者一人に投げたのみだったと思いますが、燃える男の最後に相応しい盛り上がりを期待して出掛けた私には、淋しくあっさりとした最後であった印象が残ります

阪神の監督を務めた頃には私も居を大阪に移しており甲子園にも度々出掛け
また
東北の震災の後楽天のホームゲームを甲子園で行った時にも甲子園には応援に行きましたっけ

けれどもやはり私にとっては星野仙一は背番号20番です

仙さんが色紙に揮毫していた「夢」
本当にたくさんのたくさんの夢をありがとうございました
  1. 2018/01/06(土) 09:32:32

2018年が明けました

2018年が明けました
本年もどうぞよろしくお願いいたしします

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今年の賀状です

 * * *

昨年、たまたま恩師の前川道郎先生の著作のページをぱらぱらとめくっていて
ある小文にしみじみと感じ入り
手帳に書きつけて折に触れ読み返していました
先生には断りなく失礼ではありますが
新年にあたり引用させていただきます

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それでは、建築の本質はいずこにあるのか。私は空間にあると考えます。もちろん自然科学的概念としての空間ではありません。人間によって具体的に生きられる空間です。人間学的意味をになう空間です。建築とは、人間がその空間の中で、もっと厳密にいえばその空間において、身体的に行動し、心的に生きる、精神的にあるいは感情的に生きる、そのような空間です。世界の中にそのような意味深い空間を、事物と人間とを構成要素として人工的に構造化することが 〈建築する〉ということであり、そして、〈建築〉とはそのような行為とその結果としての制作品をいうのです。
(中略)
一般の建築の場合には両者が必ずしも合一するわけではないが、しかし建築が、単なる建物ではなく、建築に値する実在である以上-そしてすべての建物は建築であるべきであると考えますが-精神的・感情的価値と無関係であることはできません。個人の住まう住宅であっても、単なる肉体的行為の場にとどまるべきものではなく、心の場所であることは言をまたない。住宅もまた有用性のかなたにあるのです。
前川道郎「建築空間史の試み」1988 から引用

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本年もこの教えを繰り返し読み返してまいりたいと思います。

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大阪箕面の初日の出
  1. 2018/01/01(月) 07:41:01

2017年を振り返って

今年もまた残すところ数時間となりました。
ますます一年という時間のたつ速さを感じさせられます。

仕事の上では前年からの設計を継続し練り上げることに明け暮れた一年でした。
2016年3月より設計の始まったお住まいは今夏無事着工し、先頃上棟を終えて年末を迎えました。
2016年5月に初めてお目に掛かり同年秋より設計の始まったお住まいは、難産を経て年明け1月には着工に至ることが出来そうな見通しです。
この二つは規模こそ大きく異なりますが、お住まいとはそれらの多寡にかかわらず、住み手にとっても設計者にとってもまさしく真剣勝負であり、とても多くの時間を要する過程です。
来年の年末にはいずれのお住まいでも温かな灯がともり豊かな時間が流れていることを夢見ています。

 * * *

今年は2月に野田地図の「足跡姫」を観たくて東京に行き、その際に久しぶりに東京の建築をあちこち見て廻りました。「林芙美子邸」は今でもくっきりと目に焼き付いています。
夏の終わりに訪れた近江八幡の「ラ・コリーナ」、晴れ渡った暑い日でした。緑に覆われたおとぎの国の建物の、屋根と軒が心に残ります。
辺りの山並みの中の薄ピンクの量塊、作為を消した中庭のみどり、そして光と影・・・「猪名川霊園」は建築に伴う現実的なもろもろを消し去って、純粋なもののありようを示していました。

201702humiko.jpg「林芙美子邸」
201709lacolina.jpg「ラ・コリーナ」
201708inagawa.jpg「猪名川霊園」


週末台風にまともに当たった秋の熱海箱根。
日本的な素材や要素をこまごま散りばめて試してみたかのような不思議な和の「日向別邸」に対し、素材・組み立て・細部に至るまで充実した「起雲閣」の洋 は荒天ものともせず見どころ満載でした。

そして箱根の二つの村野藤吾建築。
「箱根プリンスホテル」は環境の中の佇まいから全体の構成、内外の素材・・・どこを見ても素晴らしい。正面エントランスの低く水平線を強調したラインに対し、芦ノ湖畔側の円形の客室棟はあのバルコニーの竪樋のラインと周辺の木立の垂直線とが響きあい、内部ではあまりにも有名なロビーの奥行の強調された空間の、優美に美しく崇高な天井と驚くほど座面の低いチェア。
二つのダイニングの華麗な空間と それを照らす 人面 や 木馬 の照明。
ドーナツ状上の客室棟は平面計画的にも理にかない、扇形の客室には豊かな窓辺の拡がりが用意されています。一方、周長の短い廊下は絶えず行く手が消されながら続いてホテル特有の単調さも排され、片側には常に閉じたひそやかな中庭を感じられます。
なによりもこのホテルで何度も何度も飽きずに繰り返し見惚れたのは湖岸側に降りる簡素な階段とその手摺。村野建築の階段の美しさは改めて言うまでもなくこのホテルでも様々に見応えある階段がありましたが、そのようなメインの見せ場の階段ではなく、この何でもない附属的な階段の、軽やかでリズミカルな配置と、何よりも単なる丸鋼ひとつだけを用いながらのこの簡素にして美しい手すり。上下二段に設けられた丸鋼の 上のそれはずっと伸びて端部で折り返され 下のそれは 上り口すぐに一段足安めで設けられた踊り場で 何の仕掛けもなくすとんとそんまま床に降ろされ それが実に見事で魅入ってしまう。
このような手すり(に対する姿勢)に一歩でも近づきたい、と願います。
ロビー脇のガラス扉の木製の押し板のビス隠しの、梅文様の埋木を目にしたときは、「ああ、どんな細部にも村野さんが宿っている・・・」と、もう拝むよりほかありませんでした・・・。

「箱根樹木園休憩所」は使われなくなって既に何年を経たのか廃墟となって朽ち果て、屋根は大きく孔があき雑草が生い茂り大変な状態でした。大地から生えてきたような建築 をつくり 地面との接点を大切にした村野さんからしてみれば、そのまま大地に還りつつあるかのような渾然一体としたありようは、言ってみれば本来の姿かもしれません。木製の窓を包み込むような一つ一つの小さなバルコニーも なんとも可愛らしい造形とスケールで、廃墟となってもなお魅せられる建築の姿でした。

201710kiunkaku.jpg「起雲閣」
201710hakone01.jpg「箱根プリンスホテル」
庭への階段
201710hakone03.jpg「箱根プリンスホテル」
ロビー脇の扉押し板
201710hakone02.jpg「箱根樹木園休憩所」

 * * *

今年もありがたいことに、いろいろたくさんの演奏・舞台に接することが出来ました。
年明け早々の チョ・ソンジン の演奏は圧巻でした。明年もまた早々にリサイタルがあり楽しみです。
イザベル・ファウスト アリーナ・イブラギモヴァ 服部百音 のヴァイオリンも心に残ります。
唄モノを避けて通っている私が妙に気を惹かれて出掛けた 中村恵理 の歌唱には震えました。
舞台では
百鬼オペラ 「羅生門」の不思議な時空体験
斬新な演出に時を忘れた 「リチャード三世」
舞台上の特設客席で間近に楽しんだ 「ハムレット」
などなど・・・
大阪公演を欠かさず観る イキウメ 「天の敵」「散歩する侵略者」
初めて触れた マームとジプシー 「あっこのはなし」「ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと──────」
いずれも演劇的仕掛けに満ち溢れ魅せられます。
毎公演出掛けた文楽ですが今年は 通し狂言 がなく 見取り ばかりでやや印象が薄いなか、歌舞伎と見比べた「夏祭浪花鑑」は文楽ならではの面白さを味わいました。
一方の歌舞伎 では その七月歌舞伎の 染五郎「夏祭浪花鑑」とともに 仁左衛門「盟三五大切」が歌舞伎の色気に満ちて見惚れました。 五月の花形歌舞伎での 猿之助「金幣猿島郡」 勘九郎「怪談乳房榎」もとても楽しいお芝居でした。

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展覧会では
夏の豊田の「奈良美智展」 後日ずいぶん経って配送されてきたジャケットサイズの図録で二度楽しみました。
秋の京都の「国宝展」 人だかりで観ることもままならない「燕子花図屏風」「伝源頼朝像」なども 閉館近い夕刻にはまばらとなって独り占め状態 眼前の銘品を堪能できました。

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 * * *

まもなく2017年も暮れゆきます
皆さまのもとによい新年が訪れますよう

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日没時刻の箕面
雨は降ってはいませんでしたが 西の空も雲に覆われ 日の入りは見ることが出来ませんでした
  1. 2017/12/31(日) 18:37:40

2017 今秋の滝道

朝 たまたまいつもよりも随分早く家を出ました
空気は冷たく 見上げれば空が晴れ渡って とてもよい気分
そうだ!
急遽思い立って家に取って返し カメラを持って再度出直し
並木のイチョウも黄色く色づいて 気分上々
とりあえず事務所に荷物を置いて身軽になって そのまま滝道へ

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事務所への道すがら イチョウが色づいて美しい
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箕面の今朝の山並み

例年では紅葉が見頃となるこの一週間ほど 報道でも阪急の駅の案内でもようやく箕面の滝道の通行止めが周知され
人出は随分と減っている模様
しかも平日の朝早い時間とあって 人通りも少なく ゆっくりと気持ちよく散策できます

道々で眼にする 陽光を透かした紅葉に気持ちが洗われます
箕面滝まであと1kmあたりの 修行の古場で通行止め
そこからまたゆっくりと紅葉を楽しんで事務所に戻ります

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箕面弁財天
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弁財天の手水鉢に浮かんでいた紅葉
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ここで行き止まり


事務所に戻りますと
あらら・・・ちょうど建物の真ん前のところに作業車が停まり 前のイチョウの剪定中
ようやく黄色く色づいて これからが楽しみ と今朝も眺めたそのイチョウが 瞬く間に丸坊主
これって 樹のため? 落ち葉対策?
通りを隔てた東側の街路を見てみれば すっかり冬の景色
もう少し楽しみたいのですけれど・・・

20171124ichonamiki002.jpg20171124ichonamiki003.jpg
市役所前交差点の西側市役所前交差点の東側はすっかりと丸坊主


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事務所のベランダから見下ろす 作業前瞬く間に丸裸ベランダから間近に作業者さんをアップで撮ろうと思いつつ
ついついよそ事に あっと気がついたら既にすっかり丸裸で
あとで隣の街路樹でパチリ
作業する方も高所でタイヘン・・・
  1. 2017/11/24(金) 11:55:23

紅葉の箕面滝道 通行止めが続いています

今朝の箕面は晴れ渡り、青空が気持ちよい朝です
山の樹々も色づくころとなりました
二週続きの週末台風のあと、11月に入っての三連休といい昨日の週末といい天候気候のよい日々で、箕面の滝道を訪れた方も多かろうとは思いますが・・・
実は現在滝道は先の台風の爪跡が残り、通行止めが続いています
滝道にとっての最盛期とあって整備も急がれ、閉鎖の区間が徐々に縮まりつつありますが、まだ滝までは行きつけず、途中でUターンとなってしまいます
これから一週間ほどが例年では紅葉の見ごろです
なんとか整備が間に合い、滝まで開通しますよう!


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今朝の山並み
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中央線のイチョウ並木の色づきはまだまだですが 近傍では黄色に染まりつつあります

* * *

滝道の復旧については 箕面公演 公式サイト で最新状況をご確認ください
http://www.mino-park.jp/c2583.html
11月10日現在は下記の通りです
http://www.mino-park.jp/e136331.html
  1. 2017/11/13(月) 10:32:05
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