以前に書きました
「火天の城」の記事、物語の中で息子以俊の創案である内部大吹抜を、棟梁である岡部又右衛門以言が模型による火災実験で拒んだことに感心して記したのですが、その後、内藤昌氏の復元を読んでみますと、どうやら現実に建設された安土城には巨大な4層の内部吹抜を有し、空中に張り出す舞台や宙を渡るブリッジがあった模様なのでした。
江戸時代に写された「天主指図」が昭和44年に内藤氏によって発見され、氏によるその綿密な考証と、平成元年から多年にわたって始まった安土城郭調査研究所による発掘調査によって、どうやら安土城が他に類を見ない壮大な内部空間を有していたらしいのです。もちろん異論もあり、小説「火天の城」はそちらの立場の方が監修されて書かれた模様です。いずれが真実であるのか、決着はいまだ見ないのではありましょうけれど、内藤説をもとに描かれた復元CGを見ますにつれ・・・
城郭の中の巨大な吹抜に浮かぶ舞台・・・ロマンですね!
そのような空間を是非とも体感したいと思いますにつれ、改めて消失が残念・・・
復元安土城 内藤昌著 講談社学術文庫
信長の夢「安土城」発掘 NHKスペシャル「安土城」プロジェクト著 NHK出版上記のNHKの本が生まれるきっかけとなった番組 NHKスペシャル「信長の夢 安土城発掘」は2001年2月17日に放映されたそうですが、あいにく見ておりません。NHKアーカイブスで検索した結果も見当たらず・・・残念。
- 2009/11/24(火) 12:22:41