建築の眼 JAZZの耳 ; tetsuyakimura_weblog

木村哲矢建築計画事務所 木村哲矢 が  見たこと 聴いたこと 感じたこと

「書く女」

二兎社の公演 「書く女」 を観てきました
樋口一葉を描いたお芝居、一昨年の 「鴎外の怪談」 の“書く男” に続く明治の文豪シリーズ?
昨年末に 「たけくらべ」 を読んでいたということもあり、ぴったりのタイミング、舞台に入り込みやすかった
とはいえ始めのうちはすぐに暗転する細切れの舞台に???と感じつつ観ていましたが、じきにもうすっかり舞台に引き込まれ、喰い入るように見つめた2時間半でした
一葉を演ずる黒木華さん、魅せますね・・・
それにしても黒木さん自身のコメントによれば一葉の亡くなった年齢を既に越しているとのこと、生の黒木さん(の年齢)を通して見れば、一葉はそんなに若くして人間を見つめ世間を見つめ、文章に残したのか・・・とリアルに感じられます

作・演出の永井愛さんのコメントでは、携帯ももちろんブログもツイッターもフェイスブックもない時代、一葉が限られた狭い世界の中に留まり大きな外部へ飛び出さずとも、いかに多くの人と直に接し話し見たか・・・というようなことを書かれていましたが、そうなんですね、まさに自分自身の目と耳と口、そして心持ち・・・
文章への苛酷なまでの厳しさや、封じ込めた師への想い、貧しい暮らしの中でそんな一葉を支えた母と妹・・・戦争への時代背景も織り込み、とてもとても見応えのあるお芝居でした
加えて、舞台上にはピアニストの方がいらっしゃって、劇中音楽は生演奏、即興ジャズ風の響きも美しく、観てよし聴いてよしのステージでした

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公演チラシ公演パンフレット公演パンフレット(無料配布版)
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よかったので脚本も買っちゃいました扉には著者サイン入り
ミーハーな私はこういうのが好き・・・


樋口一葉を描いたお芝居と言えば井上ひさしさんの 「頭痛 肩こり 樋口一葉」
残念ながら生の舞台は観たことがなく、映像で木村光一演出版と栗山民也演出版の双方を観ましたが、今年新たな再演が永作博美さんの樋口一葉で上演されるそうで、関西にも9月に公演が予定されています
今から楽しみです!

 * * *

この日は大ホール~中ホールのはしご
田村響さんのブラームスのコンチェルト、素晴らしかった
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  1. 2016/02/13(土) 11:19:19
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