建築の眼 JAZZの耳 ; tetsuyakimura_weblog

木村哲矢建築計画事務所 木村哲矢 が  見たこと 聴いたこと 感じたこと

2018年が明けました

2018年が明けました
本年もどうぞよろしくお願いいたしします

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今年の賀状です

 * * *

昨年、たまたま恩師の前川道郎先生の著作のページをぱらぱらとめくっていて
ある小文にしみじみと感じ入り
手帳に書きつけて折に触れ読み返していました
先生には断りなく失礼ではありますが
新年にあたり引用させていただきます

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それでは、建築の本質はいずこにあるのか。私は空間にあると考えます。もちろん自然科学的概念としての空間ではありません。人間によって具体的に生きられる空間です。人間学的意味をになう空間です。建築とは、人間がその空間の中で、もっと厳密にいえばその空間において、身体的に行動し、心的に生きる、精神的にあるいは感情的に生きる、そのような空間です。世界の中にそのような意味深い空間を、事物と人間とを構成要素として人工的に構造化することが 〈建築する〉ということであり、そして、〈建築〉とはそのような行為とその結果としての制作品をいうのです。
(中略)
一般の建築の場合には両者が必ずしも合一するわけではないが、しかし建築が、単なる建物ではなく、建築に値する実在である以上-そしてすべての建物は建築であるべきであると考えますが-精神的・感情的価値と無関係であることはできません。個人の住まう住宅であっても、単なる肉体的行為の場にとどまるべきものではなく、心の場所であることは言をまたない。住宅もまた有用性のかなたにあるのです。
前川道郎「建築空間史の試み」1988 から引用

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本年もこの教えを繰り返し読み返してまいりたいと思います。

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大阪箕面の初日の出
  1. 2018/01/01(月) 07:41:01
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