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木村哲矢建築計画事務所 木村哲矢 が  見たこと 聴いたこと 感じたこと

生誕110年 東山魁夷展

先日仕事で京都に出掛けた折に 国立近代美術館で開催中の 東山魁夷展 を見てきました
東山魁夷 などというビッグネームとなると こころの曲がった私などはついつい斜めに見てしまいますが けれども素直に良かった!
唐招提寺御影堂の襖絵が 柱や長押・畳なども含め堂内の様子を再現した展示で モノクロの水墨画の後に現れる 青の濃淡のみの 山の景 海の景
ゾクゾクっとしてしまいました

東山魁夷展 というのは まだ国立国際美術館が千里の万博公園にあった頃 1982年の春に観に行ったことがありました
この時は 唐招提寺御影堂障壁画のお披露目で やはり堂内の再現がされていたのですが ともかく凄い人出で 混雑の記憶しかありません 絵の記憶はすっぽりと抜け落ちています
ですから その時がどのような展示空間であったのか記憶がないのですが かつての川崎清氏設計の国立国際美術館ですので かなり明るい展示空間ではなかったのかと思います
それに対して今回の京都国立近代美術館の展示では かなり薄暗い再現空間で それが良かったのでしょうか?
美術館の展示は 特に照明などは1982年当時と今とでは天と地ほどの差があり そういったさまざまと そしてもちろん私自身がトシとって障壁画に溶け込める齢になった?
かつての記憶から恐る恐る出掛けたのですが 平日で思ったほどは混雑もなく落ち着いた雰囲気で見られた というのが一番の要因でしょうね

それにしても 京都国立近代美術館・・・
建築としてはそのデザインやディテールは素晴らしいのですが 美術館としての動線や面積など計画的上の問題が垣間見られる美術館です 今回もエレベーターで3階の会場に上がった方々は 展示順路がわかりづらく 係員にぼやいている方も結構いらっしゃいました 加えて今回は障壁画の堂内再現ということでスペースがいっぱい必要だったのでしょう 4階のコレクション展会場の一部にまで東山魁夷展が侵食して まあ大変 係りの方も案内に大わらわ
巨匠チケットというセットチケットで訪れた 先の横山大観展の時には 階段でのメインアクセスを閉鎖して エレベーターでのみの入場としていましたが それもまたエレベーターホールが貧弱なので 巨匠展 というにふさわしくないエントランスでした・・・
規制も多く狭い敷地にもかかわらず前庭をしっかり取ってさらには中央に吹抜を設けて・・・ということのしわ寄せなのでしょうけれど・・・

ところで
唐招提寺って大好きなお寺で 学生時分から随分と通いました
好きで何度も通ったお寺というのは 京都洛北の円通寺 と 奈良西ノ京の唐招提寺
けれども考えてみれば いずれももう10年20年(いやもっとか?)ご無沙汰しているのでは・・・
しかも唐招提寺 あの金堂の佇まい 真っ正面に大きな屋根がどっしり構え 近づけばあの列柱 もうそれで満腹になってしまい お堂の中を拝観したことってありましたっけ?
御影堂平成大修理が終わったらこころを改めて訪れてみたいと思います

higashiyamakaii2018.jpg
公式サイト
http://kaii2018.exhn.jp/
  1. 2018/09/15(土) 12:09:13
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